• 6億米ドル投資プロジェクトの建設着手をしるす着工セレモニー
  • 1日当たり450,000立方メートルの生産能力を備える世界最大の逆浸透海水淡水化プラントの1つになる見込み。

水関連のインブラ開発における主要企業であるAlmar Water SolutionsAbdul Latif Jameel Energy の一部門)と、Abdul Latif Jameel事業開発会社(CDC)は、シュカイク3 海水淡水化プラントの着工セレモニーを、同社パートナーであるアキオナマルベニ・コーポレーション およびRawafid Alhadarah Holding Co.と共同開催しました。 このイベントは、サウジアラビアのジザン北部まで約137キロメートルの紅海沿岸にあるプラント建設予定地で開催されました。

セレモニーには、Abdul Latif Jameel CDC から副会長のファイサル・S・エル・サマンノウディ、最高執行役員のロワイド・アル・サワフ、最高財務責任者のヤヒア・カフィ、またAlmar Water Solutionsからはマネージング・ディレクターのサンティアゴ・マルティネスなどが出席しました。

リヤドの在サウジアラビア・スペイン大使館大使である アルヴァロ・イランゾ閣下と、経済金融担当参事官のホセ・ラモン・フェランディス・ムニョス氏も参加しました。

昨年5月に6億米ドル投資の融資組成を完了したシュカイク3 は、1日当たり450,000立方メートルの生産能力を備える、世界最大の逆浸透海水淡水化プラントの1つになる見込みです。  このプロジェクトは、25年の建設、所有、運営(BOO)契約に基づいて実施され、2021年第4四半期の完了予定です。

シュカイク3海水淡水化プラントは、国の経済および産業の発展に貢献し、建設着手とプラントの最終的な試運転で約700件の雇用機会創出に寄与することに加えて、この地域の水不足を大幅に緩和し、180万人以上の国民に飲料水を供給します。

このプロジェクトは非常に重要性が高く、先月ドバイで開催された2019年中東エネルギー賞 において ユーティリティプロジェクトオブザイヤー賞 を受賞し、地域の主要プロジェクトの1つになっています。

World Water Development Report 2019によると、中東は世界で最も深刻な水不足に直面する地域です。 AQUASTAT (n.d.)の最新の数値データによると、世界の利用可能水量は平均で1人あたり年間7,453立法メートルですが、中東では僅か736立方メートルです。 1人あたりの水不足は増加し続けており、人口増加と気候変動により、将来的にさらに増加すると予想されています。 この傾向は、地下水の過剰利用と農業耕作地の減少の一因にもなっています。

このため中東は、住民に十分な水質および水量を保証するためにAlmar Water Solutionsが革新的で持続可能なプロジェクト開発に注力している地域のひとつであり、シュカイク3海水淡水化プラントは、国内の都市農業と産業利用の双方に新たな飲料水源を提供することで、サウジアラビア南西部地域の住民が苦しむ水不足を軽減するのに役立ちます。