10年前、世界は大きな金融危機から生まれた問題と奮闘していました。影響を受けていない国はほとんどありません。IMFは1930年代以来の最悪の世界的景気後退とみなしました[1]

今日、自信が戻っています。

世界の実質GDPは、2018年に3.2%、2019年には3.1%の増加が見込まれています[2]。Emirates Investment Bankが実施した調査では、湾岸協力会議(GCC)を拠点とする高純資産者の65%が世界経済の状況は改善または安定していると考えていました[3]世界銀行は2017年を「予想を上回る強さ[4]」と表現し、一方、国際通貨基金(IMF)は、「世界経済は引き続き幅広く勢いを示している[5]としました。

しかし、世界の貿易環境には、保護主義的な米国大統領と彼が潜在的な反応を駆り立てることにより、多くの人々の間に懸念が起こる兆候があります。世界貿易機関(WTO)はそういった団体の一つです。「制限的な貿易政策措置の増加が、企業や消費者へ不確実性をもたらし世界の貿易と生産に大きく影響する報復のサイクルを生み出す可能性がある[6]そういっています。

しかし、経済を多様化し成功へ導く戦略はまだあります。エネルギーをアジアに集中させるのです。GCCの多くは、すでに極東との深い繋がりを展開しています。「大部分はレーダーの下で、湾岸とアジアの間のこれらの成長関係は地政学的パターンや関係を再形成する可能性を秘めている」とワシントンポストは言います[7]

世界経済フォーラムはアジアの大国である中国が、2030年までに米国を追い抜いて世界を支配する経済力を持つと予測しています[8]。さらに「中国の能力強化政策と多くの国との間に経済関係を築いたことで、海外の重要なパートナーや投資家として見なされるようになった」と指摘します。

サウジアラビアもすでに長い間中国との強固な貿易関係を確立しています。世界で最も人口の多い国は、サウジアラビア経済にとって最大の財の輸入国であり、サウジアラビアの輸出先としても2番目に大きい市場です。そしてまた別の極東経済であるシンガポールは4位です[9]。2014年、エコノミストの認識では、サウジアラビアが「(GCC諸国の)投資動向を変える最大の可能性は、大きな外部プロジェクトの融資とさらなる自由化を必要とする巨大プロジェクトとのパイプラインに大きく左右されるものであり」、そして「サウジアラビアへの中国の投資は急速に拡大している[10]」のです

確かに一帯一路構想を通じて、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、オセアニアの70カ国を新しい鉄道と航路で結ぶことを目指しており[11]、中国は既に21世紀に適した新たな貿易ルートを築く決断を表明しています。

では、サウジアラビア、中東、北アフリカ、トルコ(MENAT)のより広範かつ急速に発展している経済と、中国、日本、韓国、ASEAN(特にシンガポールとマレーシア)の貿易関係、つまり中東と極東の将来の投資の流れはどうなるのでしょうか?

ますます発展する中東

香港貿易発展局(HKTDC)のVincent Lo会長は中国の一帯一路構想が、関係する市場に前例のない利益をもたらす可能性があると考えています。彼はこう言います。「この構想は、世界の先進国と新興国の両方にとって莫大な開発機会を提供します[12]」。

英国のガーディアン紙によると、「一帯」は「中国とヨーロッパ、中央アジア、中東を結ぶ一連の陸の回廊[13]のことです。

2018年6月、51カ国3000人以上の政府職員とビジネスリーダーが、香港コンベンション&エキシビジョンセンターで第3回一帯一路サミットを開催しました。一帯一路の計画は大規模なインフラ開発プロジェクトを通じて「経済協力と接続性を促進する[14]ことを目標としています。それらはあらゆる国々との経済関係を強めようという中国の真剣な意図の表れだとみなされています。

これはMENAT地域の国々、特に経済力の強固なGCC圏にとっては良いニュースのようです。2016年1月に中国のアラブ政策文書で、中東と北京の貿易が2014年までに600%増加し、[15]同年には2,300億米ドルに達する[16]ことが明らかになりました。また、中長期的には中東にとってさらに有益な主要分野のいくつかについて要点が述べられています。

「我々は、アラブ諸国から中国市場へ非石油製品がより多く参入してくることを指示する。我々は引き続き貿易構造を改善し、双方向貿易の持続的で着実な発展を推進する。我々は、中国とアラブの貿易当局間の交流と協議の強化、中国とGCCFTA交渉の完了、早期に自由貿易協定への署名を行う[17]」。

中国と中東間の貿易量の増加は、MENA(中東および北アフリカ)に広がる成長機会、中国の「Going Global」経済政策と共に、BMI Research社がMENA諸国のインフラ市場への中国の投資が引き続き続くと結論づけた3つの理由の内の1つで、今後数年で加速していくでしょう[18]

中東研究所もこれらの変化を認識しています。中国は既にこの地域の最大の貿易相手国であり、アラブ諸国との貿易関係拡大は「中国の最優先事項」です。その目標として、2020年までにこの地域との貿易を6,000億米ドルに倍増させることです[19]

中東と中国の関係は、相互尊重、利便性、経済的現実の関係と言えます。「中国が西に向かうにつれてアラブ諸国は東に向かう」エコノミスト紙の見解では、中国の中東からの石油輸入は、2015年の1日当たり300万バレルから2035年には600万バレルに倍増すると報告しています[20]

中国を超えて

しかし、GCCの極東との貿易関係は中国を超えて広がります。

日本はサウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートから原油の76%を輸入し、日本とアラブ首長国連邦間の二国間貿易は2014年に510億米ドルに相当しました[21]

実効的な立法改革と洞察力のある戦略的政策に加えて、サウジアラビアがメッセージを広めることを決意し、2017年春にいくつかの顕著な国際貿易と外交イニシアチブへの関与につながりました。

インドネシアは2017年に中東との貿易関係を拡大する計画も発表しました。GCCへの非石油・ガス輸出を5.6%(34億9,000万米ドル)増額し、一連の政府プログラムを開始し、四半期目標を発表しました[22]

同様に、GCC-シンガポール自由貿易協定(GSFTA)はほぼ5年前の2013年9月に発効されました[23]。また、GCCと韓国との間にも重要な関係があります。中東協会の報告によると、韓国からGCCへの輸出は2013年、最も多いもので自動車、鉄鋼、機械、エレクトロニクスで178億米ドルに達しました[24]

中東と極東の成長し続けるつながりを示す指標として、フランスのシンクタンク、Francais des Relations Internationales(IFRI)によれば、湾岸諸国の日本、韓国、中国、インドへの輸出は、米国と欧州連合に向けたものに比べて3倍以上の大きさであり、さらにこの数字は2010年代の残りの期間でさらに増加すると見込まれています。[25]

この「East-to-East」貿易の成長は、以下のように非常に視覚的にも分かります[26]

 

サウジアラビア:先進的な貿易関係

サウジアラビアにとっては、中国やその他の極東諸国との関係を拡大することが経済的に不可欠です。モハメド・ビン・サルマン皇太子は、経済の多様化を中心とした「ビジョン2030」の野心的かつ広範な改革を推進し続けているため、東方拡大によってもたらされる可能性への明るい見通しと信用が高まっています。

「サウジアラビアは3つの大陸間の主要な国際貿易ルートの交差点に位置しています。すなわちアジア、ヨーロッパ、アフリカです。したがって、私たちは戦略的かつ地理的に特別な位置から利益を最大限に引き出し、新たな戦略的パートナーシップに合意して経済を成長させ、サウジ企業が製品の輸出を増やすことを支援します」。[27]

「ビジョン2030」はサウジアラビアの明快な目標の要点をまとめています。「アラブとイスラム世界の中心、投資大国、3つの大陸をつなぐハブ」になることです。サウジアラビアは、2020年までに海外直接投資を2017年の80億米ドルから186億米ドルに増加することを望んでいます[28]。2030年までに、外国直接投資をGDPの3.8%から5.7%まで増やすことを目標にしています[29]

「サウジアラビアがさらにビジネスへ開放されれば、生産性が高まり世界で最も大きな経済圏の一つになるという旅が円滑に進むでしょう我々は国内外の投資家にとって魅力的な環境を作り出し、サウジアラビア経済の柔軟性やポテンシャルへの信頼を獲得します」。[30]

サウジアラビアには、政府が「ビジョン2030」で掲げる目標にコミットメントする確たる証拠があります。Al-Qunfudahの新しい空港から、ジッダのキング・アブドゥラ・アズィズ国際空港(KAIA)までの72億米ドルの拡張により、アブドラ港の年間輸送量を21%増加し[31]、サウジアラビアを世界的な物流拠点にする決定的な動きをみせています。

「これらの投資を最大限に活用するために、我々は民間企業と協力して国際的なパートナーシップの新しい段階に突入することで、国内および国境を越えてインフラを完成し、改善し、結びつけます。航空、海事、およびその他の輸送事業者は、その能力を最大限に活用することが奨励されます。既存の貿易拠点との間の息の長いつながりを達成するだけでなく、新しい貿易ルートも開きます。これは、3つの大陸の独特な物流玄関口として確固たる地位を築きます[32]」。

外国直接投資への集中

サウジアラビアは、ますます外国直接投資の主要な目標になりつつあります。GCCの主要メンバーとして、サウジアラビアは他のメンバー5カ国のそれぞれに免税アクセスを提供するという便宜を図っています。

サウジアラビアで事業を行っている企業は、所得税、販売税、固定資産税が完全に排されるなど、いくつも財務上の利点があります。海外投資家は、総利益の20%の法人税と5%の源泉徴収税が課されるだけで、損失は「将来の税金を相殺するために無期限に繰り越す」ことができます[33][34]

2017年に閣僚Ibrahim Al-Omarは、サウジアラビア総合投資庁(SAGIA)の総裁に任命されました。彼の優先事項の1つは、国際的なステージでサウジアラビアの魅力を引き続き発達させることです。彼は言います。[35]

 

SAGIAがサウジアラビアに精通していない外国人投資家と会うたびに、「ビジョン2030」の改革について話すと彼らはその内容に驚いて感心します。

 彼らの反応を見ていると、おそらくサウジアラビアにある知見を持ってやってきて、それとは別のものを得て帰っていくようです。

 私たちは3,200万人近い人口を抱える国ですが、その半数以上が25歳未満で、人口は毎年約2.5%の割合で増加しています。この強力な消費者主導型市場は、地域の同業他社と比較して比較的高い購買力に牽引されています。

また、サウジアラビアは投資家の拠点としても、リヤドからわずか5時間のフライトで約15億人の消費者を抱える世界で最も急速に成長する市場に移動することができます」。

 サウジアラビアは既に外交政策を基盤にして中国との経済関係がますます深まっておりすでに利益を得ています[36]。例えば、サウジアラビアのサルマン国王は、2017年に中国への貿易派遣団を率いて、結果的に650億米ドル以上の経済貿易協定に調印しました。[37]

エコノミスト紙の分析によると、サウジアラビアと中国の間の二国間貿易フローは、サウジアラビアと米国[38]や伝統的に経済的にも政治的にも最も強い西側同盟国との貿易よりも価値が高いことが明らかになりました。事実、バーレーン、エジプト、イラン、サウジアラビアはいずれも他のどの国よりも中国から輸入しており、輸出面ではサウジアラビアにイランとオマーンを加えると、他のどの国よりも多くの商品を中国に輸出しています[39]

他の主要なアジア諸国との具体的なつながりもあります。「日・サウジ・ビジョン2030」は、両国間の二国間経済協力を強化する正式な合意です。サウジアラビアのサルマン国王は、2017年の春、東京で同協定に署名するために日本の安倍晋三首相を訪問しました。

サウジアラビアと日本の関係は、2013年に発表されたサウジアラビアの「ビジョン2030」と日本の成長戦略の融合から生まれ、3年後にその野望を達成するための3つの要件が定義されました。ひとつ目は「有望な市場への戦略的拡大[40]です。

その他の投資は、アジアのパートナーとの間でも行われています。2017年初頭、Saudi Aramcoは、マレーシア企業のPetronasの主要精製・石油化学プロジェクトの株式を購入するために70億米ドルを拠出しました。PRefChemとして知られるこのベンチャー企業は、東南アジアでのその他の投プラットフォームとして使用される高い可能性があります[41]

規制改革と外交努力の組み合わせは、他の地域でも大きな成果をあげているようです。2017年2月、ペプシコは、ジッダで重要な製造工場を開設する計画を発表し、サウジアラビアの将来に対する自信を示しました。今後数年でさらに拡大する前に湾岸地域全体への供給を開始する予定です。アジア、中東、北アフリカのペプシコのCEO、Sanjeev Chadhaは次のように述べています。「この工場はペプシコのシステムの中で世界最大規模の工場の一つになるでしょう[42]

世界的電子機器の大手ソニーは、中東とアフリカでのプレゼンス拡大を目指しています。新製品の発売と最新のビジネス戦略の組み合わせにより、2017年に20%のビジネス拡大を目指します[43]

「East-to-East」貿易の歴史的リーダー

Abdul Latif Jameelは1955年以来、日本の自動車メーカー、トヨタとサウジアラビアの公式販売代理店になることで合意し、「East-to-East」貿易関係の最前線に立っています。

創設者である、故Abdul Latif Jameelのビジョンは、次世代のAbdul Latif Jameelスタッフに受け継がれています。Abdul Latif Jameelは、価値を高め地域社会の発展を促すことで、パートナーとのネットワークと長期にわたる国際的なつながりを築いてきました。

アジア市場でのビジネスの始まりは、60年以上前のトヨタ(ランドクルーザー)BJ全天候型車両のわずか4台の受注でした。今日、Abdul Latif Jameelは、世界有数の乗用車ブランドの有力な販売代理店および小売業者として、サウジアラビアの経済発展に大きく貢献しています。

過去17年間、私たちはまた別の日系企業であるデンソーとの合弁事業で、エアコンや食料輸送のための冷凍設備を提供しています。合弁事業では、トヨタハイラックス・ピックアップの空調の製造と組み立てだけでなく、デンソーの部品の北アフリカへの流通や、トルコでの自動車用空調装置の製造も行っています。

アジアの他の地域では、シンガポールのハブで当社の3つの自動車のアフターセールス部品ブランドの1つであるDJパーツで研究開発を行っています。P2およびFBKの2つの部品ブランドは、マレーシアと中国の工場で稼働しています。マレーシアと中国では、独自の販売ポイントもあります。

Abdul Latif Jameelは「East-toEast」の関係のパイオニアでもあり、中国の巨大な経済とも深い関わりを持っています。

2018年、中国のAbdul Latif Jameel Motorsでトヨタの中国のパートナー、FAW (FTMS)とGAC(GTMC)と協力しているトヨタとレクサスの小売販売20周年を祝います。Abdul Latif Jameelの会長兼代表取締役社長のMohammed Abdul Latif Jameel氏は次のように述べました。「わが国の価値、産業経験、そしてルーツを追求することへの私たちのコミットメントが、我々が自動車パートナーとして選ばれ認識されたことを示しています」。

グローバル投資パートナーに対する戦略的指導と支援

サウジアラビアの成長と対外貿易関係の発展は、Abdul Latif Jameelにとって常に重要なポイントでした。2016年に、このビジョンはAbdul Latif Jameel Investmentsの設立をもって次のチャプターへと移動したのです。

Abdul Latif Jameelは、サウジアラビアへの海外直接投資を促進するために設立したこのベンチャーに多額の資金を投じることにより、「ビジョン2030」でまとめられている経済の多様化を促進し支援するという決意を示しています。また、地域における最も信頼できる投資パートナーの1つとしての当社の地位を確立します。

世界経済フォーラムによって「若手グローバルリーダー」として認められ、フォルクスワーゲン・グループ・サウジアラビアの元最高経営責任者(CEO)であり、前SAGIAのエグゼクティブ・チームのメンバーであるAbdul Latif Jameel Investmentsは、サウジアラビアおよび広範なMENAT地域における真の発展と成長の機会を活用する幅広い投資パートナーに対して、展望と助言を提供します。

Abdul Latif Jameel Investmentsは、政府、金融機関、ブランドパートナーとの連携を含め、MENAT市場に関する深い知識といつでも展開可能な資産とをあわせ持っています。

Abdul Latif Jameelの新市場開拓の歴史とポテンシャル豊かな地域への国際的な取り組みを元に、投資家に戦略的パートナーシップを活用し重要かつ発展途上のサウジアラビアやMENAT地域の消費者市場へ進出する機会を提供します。

Al-Madhi氏は続けます。Abdul Latif Jameel Investmentsは、海外からのサウジアラビアの生活インフラへ直接投資を推進することにコミットしています。Abdul Latif Jameel Investmentsは、サウジアラビアやさらに広いMENAT地域に貢献する主要産業を経済的、社会的、発展的に慎重に選択して提唱することで、次の50年間の発展を促していきます」。

 「黎明期の部門に注力することで、チャンスが継続的に拡大します。これにより、世界のこの地域でビジネスを行うことを望む重要な企業にとって、我々は好ましいパートナーになりました。その他の市場、特にアジアで展開された運営上、戦略上、金融上の専門知識を結集することにより、日本、中国、ASEAN諸国の目標を支援する理想的な立場にあります」。

中国、日本、ASEAN諸国の先見の明をもった組織の皆様が、サウジアラビアでのチャンスを詳細を知るにはAbdul Latif Jameelウェブサイト投資カテゴリーをご覧ください。

[1] Press Release: Statement by the IMF Mission to the Russian Federation, International Monetary Fund, 1 June 2009

[2] Strong trade growth in 2018 rests on policy choices, World Trade Organization, 12 April 2018

[3] 2018 GCC Wealth Insight Report, Emirates Investment Bank, accessed May 2018

[4] Global Economy to Edge Up to 3.1 Percent in 2018 but Future Potential Growth a Concern, The World Bank, 9 January 2018

[5] Global Economy: Good News for Now but Trade Tensions a Threat, International Monetary Fund, 17 April 2018

[6] Strong trade growth in 2018 rests on policy choices, World Trade Organization, 12 April 2018

[7] The Gulf states are turning to Asia in a big way. Here’s why it matters. The Washington Post, 21 April 2017

[8] Why China could lead the next phase of globalization, World Economic Forum, 22 November 2016

[9] Saudi Arabia: Trade Statistics, Global Edge, accessed May 2018

[10] GCC Trade and Investment Flow, The Economist Intelligence Unit, 2014

[11] Inside ‘Belt and Road,’ China’s mega-project that is linking 70 countries across Asia, Europe and Africa, Business Insider, 31 January 2018

[12] Belt and Road: From Vision to Action, The 2nd Belt and Road Summit, 11 September 2017

[13] The $900bn question: What is the Belt and Road initiative? The Guardian, 12 May 2017

[14] The Middle East is the Hub for China’s Modern Silk Road, Middle East Institute, 15 August 2017

[15] Is China pivoting towards the Middle East? World Economic Forum, 4 April 2017

[16] The great well of China, The Economist, 18 June 2015

[17] Full text of China’s Arab Policy Paper, Xinhuanet, 13 January 2016

[18] China Set To Expand MENA Market Share, BMI Research, 11 January 2017

[19] The Middle East is the Hub for China’s Modern Silk Road, Middle East Institute, 15 August 2017

[20] The great well of China, The Economist, 18 June 2015

[21] Japan-GCC: A renewable partnership, Gulf News, 29 February 2016

[22] Indonesia Targets 5.6% Export Increase to GCC, Ministry of Foreign Affairs Republic of Indonesia, 1 June 2017

[23] Gulf Cooperation Council-Singapore Free Trade Agreement comes into force on Sept 1, The Straits Times, 1 September 2013

[24] Korea and the GCC: Reaching a Sustainable Economic Partnership, Middle East Institute, 6 June 2014

[25] The GCC States of the Persian Gulf and Asia Energy Relations, IFRI, September 2012.

[26] Global Marine Trends 2030, Lloyd’s Register Marine & University of Strathclyde

[27] Vision 2030, Kingdom of Saudi Arabia.

[28] Saudi Arabia: An Attractive and Fast-Growing Destination for Foreign Direct Investment, Opening Doors, Summer 2017

[29] Vision 2030, Kingdom of Saudi Arabia.

[30] Vision 2030, Kingdom of Saudi Arabia.

[31] Saudi Arabia: At the heart of global trade routes, Opening Doors, Spring 2018

[32] Vision 2030, Kingdom of Saudi Arabia.

[33] Saudi Arabia: An Attractive and Fast-Growing Destination for Foreign Direct Investment, Opening Doors, Summer 2017

[34] Positive Laws and Regulations, Saudi Arabian General Investment Authority, accessed May 2017.

[35] A vision to become an investment powerhouse, Opening Doors, Winter 2017/18

[36] The Middle East is the Hub for China’s Modern Silk Road, Middle East Institute, 15 August 2017

[37] The Middle East is the Hub for China’s Modern Silk Road, Middle East Institute, 15 August 2017

[38] Is China pivoting towards the Middle East? World Economic Forum, 4 April 2017

[39] The great well of China, The Economist, 18 June 2015

[40] Saudi Japan Vision 2030, accessed May 2018

[41] Saudi Aramco to buy $7 billion stake in Petronas’ RAPID refinery project, Reuters, 28 February 2017

[42] Pepsi building ‘one of its largest plants’ in Saudi Arabia – reports, FoodBev Media, 22 February 2017

[43] Sony aims to grow business by 20pc in region, TradeArabia, 6 April 2017