モハメッド・ジャミール・KBE

Mohammed Abdul Latif Jameel KBE

モハメッド・ジャミール・KBE

会長兼最高経営責任者

Abdul Latif Jameel

モハメッド・アブドゥル・ラティフ・ジャミールは、1945年に父親の故シェイク・アブドゥル・ラティフ・ジャミールが創業した、国際的で、多岐に渡る事業を展開するAbdul Latif Jameel(アブドゥル・ラティフ・ジャミール)の会長兼CEOです。

今日におけるAbdul Latif Jameelの主なビジネスは、自動車・建機販売を中心に、モビリティ・ソリューション、金融サービス、住宅・不動産開発、再生可能エネルギー、水インフラストラクチャーソリューション、環境関連サービス、消費者向け製品、広告・メディア、グローバル医療などです。

Abdul Latif Jameelは、75年の歴史において目覚ましい発展を遂げてきました。サウジアラビアに深く根ざした事業から始まり、欧州やアフリカ、アジア太平洋、南北アメリカの6大陸30か国において、40か国以上の国籍の1万1,000人を超える従業員を雇用しています。

Abdul Latif Jameelは、つねに「目的ある事業」を信念とし、世界最良となるのではなく、世界のために最良となるべく努力することにより、積極的に価値の創造を追求しています。このアプローチは、投資する際の基準ともなっています。ジャミール・ファミリーの国際投資部門であるJIMCO(Abdul Latif Jameel Investment Management Company/アブドゥル・ラティフ・ジャミール・インベストメント・マネジメント・カンパニー)は、革新的で画期的なスタートアップ企業や事業モデル、新興技術への積極的投資により、世界経済を活性化する未来の基幹産業の形成を目指しています。医療やヘルスケア産業、フィンテック、インシュアテック、電気自動車や未来のモビリティ・ソリューションの分野を中心に投資を検討しています。ジャミール・ファミリーは、米国を拠点とする電気自動車メーカーRIVIAN(リビアン)の設立当初からの株主です。

モハメッド・ジャミールとジャミール・ファミリーは社会貢献活動に意欲的に取り組んでいます。モハメット・ジャミールが設立したBab Rizq Jameel(バブ・リズク・ジャミール)は、雇用創出プログラムを通じて何十万人もの人々の生活の向上を支援しています。

また、モハメッド・ジャミールは芸術・文化や遺産の保護活動にも熱心であり、長男のファディ・ジャミールが立ち上げたArt Jameel(アート・ジャミール)へのサポートも行っています。Prince’s Foundation School of Traditional Arts(プリンス・ファンデーション・スクール・オブ・トラディショナル・アーツ)の理事、またPrince’s Foundation(プリンス・ファンデーション)の大使として、Art Jameelを通じて、英国皇太子殿下と協働して社会貢献活動を行っています。カイロとジェッダにあるJameel House(ジャミール・ハウス)や、スコットランドのダムフリース・ハウスに開設予定の最大規模の国際伝統芸術センターとなるJameel Houseなどがあります。

さらに、モハメッド・ジャミールは、Community Jameel Saudi(コミュニティ・ジャミール・サウジ)の創設者兼会長でもあります。Community Jameel Saudiは、個人およびコミュニティ向けの数多くの社会・起業・経済発展プログラムなどの社会貢献活動を運営するサウジアラビアの財団です。その活動は、6つの主要な開発分野(能力開発、女性のエンパワメント、起業家精神の向上、気候変動、社会福祉、人道支援イニシアチブ)に集約されており、人々を経済的自立へ導き、国や経済の発展に積極的に貢献していくという目標を掲げています。

Community Jameel Saudiを管轄しているCommunity Jameelは、エビデンスとデータ、科学、技術を通じて、教育、健康、気候変動の現状をより良くし、最も必要とする人々にその支援を届けるためのシステムを強化することを目的とした国際組織です。使命は、「よりよい未来のためのイノベーション」です。

マサチューセッツ工科大学(MIT)の卒業生であるモハメット・ジャミールは、数十年に渡り良好な関係を構築し、Community JameelとMITとの長期的かつ緊密に共同事業を進めてきました。Community Jameelの国際的な開発事業の4つの主要な研究所であるAbdul Latif Jameel Poverty Action Lab(J-PAL/ジャミール貧困アクション・ラボ)、Abdul Latif Jameel Water and Food Systems Lab(J-WAFS/ジャミール水・食料システム研究所)、Abdul Latif Jameel World Education Lab(J-WEL/ジャミール世界教育研究所)、そして2018年9月に設立されたAbdul Latif Jameel Clinic for Machine Learning in Health(Jameel-Clinic/ジャミール・クリニック)は、急速にMITのAIと医療分野の核となりつつあります。

また、Community Jameelは、MITと共同でアジア、中東、アフリカの学生のための学部生奨学金制度を1994年に開始、さらにJ-WELを通じて難民教育への革新的なアプローチを進めています。

2019年には、J-PALの共同創設者であるエスター・デュフロ氏とアビジット・バナジー氏が、長年のJ-PALの共同研究者であるマイケル・クレマー氏とともに、世界的な貧困撲滅を目的とした実用的なアプローチの研究と功績を評価され、ノーベル経済学賞を受賞しました。

モハメッド・ジャミールは、MIT Corporationの終身名誉会員です。

また、Community Jameelは、Abdul Latif Jameel Institute for Disease and Emergency Analytics(Jameel Institute/ジャミール・インスティテュート)をインペリアル・カレッジ・ロンドンと共同設立しています。最新のデータ分析技術を活用し、最近では2020年の新型コロナウイルスパンデミックを含む予防可能な疾患リスクを世界的に軽減し、最も脆弱な環境にある医療制度を強化しています。

モハメッド・ジャミールは、これまでの功績が認められ、多くの賞を受賞してきました。サウジアラビアの若年層の雇用創出の取り組みに対する貢献を称し、アブドゥッラー国王陛下よりサウジアラビアで最高位の賞であるKing Abdul Aziz Medal of the First Orderを受勲しました。また、社会貢献活動と文化芸術の発展への支援において、英国のエリザベス2世女王陛下より名誉爵位(KBE)を受勲しています。