トヨタトルコのCEO、アリ・ハイダール・ボーズクルト氏(Ali Haydar Bozkurt)は、トルコの発電インフラはまだ電気自動車の普及に向けて準備されていないため、ハイブリッド車セクターは25年にわたり成長が期待できると信じています。

9月にドイツのフランクフルトで開催されたIAA国際モーターショーで講演したボーズクルト氏は、以下のように述べました。「研究によると、トルコの配電および発電システムでは6万台の電気自動車を同時に供給することは不可能で、失敗する可能性があります。このようなインフラストラクチャの問題を改善するには、しばらく時間がかかります。トルコでのハイブリッド車の年齢は、同様のエンジニアリングデータを考慮すると、少なくとも25年は持つと予想されます。」

さらにハイブリッド車のトヨタのポートフォリオへの最新の追加も、モーターショーで発表されました。C-HR Hy-Powerのコンセプトは、トルコで製造された世界的に高く評価されているC-HRモデルのさらに高いパワーのエンジンを持つバージョンです。

トヨタは現在、ヨーロッパで7つの異なるパワートレインオプション付きの16の異なるハイブリッドモデルを提供しています。ボーズクルト氏によると、トルコで販売されたC-HRの50%、西ヨーロッパで販売された77%がハイブリッド車です。

「トヨタは2020年までに50%のハイブリッド販売の目標に近づきつつあります。より環境に優しい自動車が製品構成に含まれるにつれ、2010年と比較して2050年までに90%のカーボン排出量削減に役立つ予定です。ハイブリッドは当社にとって差別化を図る重要な特色となります。今後に至っても、ハイブリッド商品範囲を継続して多角化していきます。」