アブドゥル・ラティフ・ジャミール社のグループ会社であるAlmar Water Solutions,のCEO、カルロス・コシンはFair Waterの場で、講演者の一人を務めました。Fair Waterは、「地球規模の水資源問題への取り組み」を主題として、今週、ワシントンDCのスペイン大使館で開催されたイベントです。このイベントは、ICEX Spain Trade and Investments(ICEX)が主催し、ワシントンにあるスペインの 経済貿易事業所との連携のもとに開催されたもので、海水淡水化、水資源管理、水資源分野への出資調達、水資源の持続可能性、農業用水を含む、世界の水資源問題を取り巻く問題を議論するため、世界中の専門家が集まりました。

カルロス・コシンは、水資源分野が直面している真の課題、すなわち、水資源の使用と現在の水資源の貯蔵量に関する教育と啓発の欠如、そして、水資源関連の困難な課題を解決するための政治的意志の欠如について、その見解を述べました。その他の困難な課題には、他のセクターと比較しての、研究開発 (R&D) 活動への投資が不足していることや、気候変動の影響が含まれます。カルロス・コシンは、そのプレゼンテーションの中で、アルジェリアやサウジアラビアなどの国を、水資源問題に取り組む実用的な行動を取っている先駆者として挙げ、海水淡水化と大規模水資源プロジェクトへの民間参加の利点について議論しました。

カルロス・コシンは、次のように述べました:「世界保健機関(WHO)によると、基本的なニーズを満たし、公衆衛生へのリスクを許容レベルに押し止めるためには、11人当たりほんの50リットルの水の量しか必要としませんが、しかし、われわれは、この目標をまだ達成していません。……われわれは、水の真の価値についての意識の欠如の問題を解決しないかぎり、そしてそれを政治的及び政策的レベルで優先されるようにしないかぎり、水資源不足、水質、そして水処理の不足の問題を解決するための進歩を遂げることはできないでしょう。」

 このイベントには、さまざまな国際機関の専門家が出席しており、その中には世界銀行米州開発銀行USaidMillennium Challenge Corporationのほかに、連邦、州、地方自治体の代表者、そして水資源セクターで大手のスペイン企業が含まれています。このイベントに、世界中の機関が参加したこともあり、このフォーラムは、スペイン企業と、米国その他の、世界中の水の循環に関連するさまざまなエージェントとの間の対話を促進する役目を果たしました。

Almar Water Solutions社は、ヨーロッパ、中東、ラテンアメリカに営業所を展開しています。Almar Water Solutions社は、今年これまでに、サウジアラビア、ケニア、バーレーンで、3件のプロジェクトを締結し、水資源セクターで有数の国際企業の一社の地位を占めるようになりました。